【驚愕】建築士なのに不動産のことは分からない、という実情
こんにちは。イワケーンです。
・建築士が意外と不動産のことに詳しくない!?
という記事です。5分くらいで読めるように心掛けてます。
みなさんがご存知の通り、マイホームやマンション、アパートなど、その他の全ての建築は設計士が設計したものです。
ハウスメーカーや小さなアトリエ事務所、組織設計事務所やゼネコンなどでそれぞれ活躍している設計士。
取り扱っているものは全て「不動産」です。
まあ、たまに家具や什器の設計もしたりしますが、それは置いときましょう。
僕の周りの建築設計をしている方や、会社で働いている方に共通している事があります。それは「不動産に詳しくない」ということです。
「えっ!?知らないの!?」ってなりませんか??(笑)
人生最大の買い物と言われる「住宅」などの設計をしているにも関わらず
その不動産の知識があまりないなんて。ちょっとおかしいですよね?
なぜこんなことが起きるのでしょうか?
理由は下記のとおり。
①そもそも不動産の勉強なんて習ってないし、したことないから
建築設計をするにあたり、建築系の専門学校、大学出身という方が大半です。
彼らが教育機関で習うのは「意匠・構造・設備・法規・計画・施工」です。多岐に渡って課目は分かれていますが、根っこは6つくらいです。
「あれ、不動産が入っていない?法規に入っているのか?」
と思うかもしれませんが
法規で学ぶのは主に「建築基準法、建築基準法施行令、その他関係法令」であり、基本的には建物の作り方についての法律です。
不動産の勉強なんて一切しません(笑)多分別物とさえ思ってます(笑)
そういった過程で量産された建築学生、建築設計に従事するものは「不動産についての知識は自分たちの領分ではない」と考えているのが「一般的」なのです。。。
②建築設計はめちゃめちゃニッチな「専門職」だから
建築設計の現場にはいるとわかるのは、設計士という仕事がニッチな専門職ということです。
極論、紙やパソコンに向かって建築の絵を線で一本一本引いている仕事ですからね(笑)よくよく考えれば、作っているわけでもないですから。
仕事をとってくることや建築の監理、その後のメンテナンスや経営手法についても大半の設計士はやりません。コツコツ、やりたいデザインや技術的な側面を図面で表現するだけです。
学生の頃は図面がしっかりかけないからその分、プレゼン能力でカバーするみたいなことが散見されましたが。。。そんなこんなで不動産の知識を有している設計士なんて珍しいんじゃないでしょうか。
③そもそも不動産なんて買ったことないから
僕もそうなんですけど、不動産を買ったことがありません。
建築士という仕事がそこまで業界構造的に、そこまで高くないということが挙げられます。買った経験があれば不動産について勉強すると思うのですが、そういった機会もないのでなかなか(汗)
中古などでも最低でも300万円くらいはしますから手が出にくいのが実情です。
なんとなく、ネガティブに感じてしまうかもしれませんが、他の職種でも割と似たようなことはあるはずです。
会社の経営したことない人が、経営コンサルしてたり、商品作ったり営業したことないのに商品開発のマーケターだったり。言い出したらほとんどそうなのかもしれません。
そこで、ぼくとしてはこのブログで、とりあえず「不動産」だけでも勉強していき記録します。個人的な理由は3つ。
・設計しているのに不動産の知識がないなんて変だと思うから
・今後、不動産を買いたいから(収入の一部として)
・リテラシーを身に着け詐欺にあわない様になりたいから(詐欺師多い業界なので)
上記3つのことを前提に、実践していく上での知識をシェアしていきます。
今回は、設計士が不動産の知識がない理由と、不動産知識への目標を掲げた記事でした。それでは!