基本編【第5回】四季報から学ぶ投資マネーリテラシー、ライバル会社との比較は「連結事業」をチェックしろ!
こんにちは。イワケーンです。
こんにちは。タツ マキオです。
「投資のために四季報を一から学ぼう!!」というマネーリテラシーを養うための記事です。3分で読める記事にしてます!
・株や投資とかって結局よくわからない。
・会社四季報の見方がわからない
・マネーリテラシーを身に付けたい
という方には何か一助になるかもしれません。
お金を増やしていく知識になるので損はさせません!!多分。。(笑)
目次はこちら!!
幼い頃は、自分の中で「この人がライバルだ!」と勝手に決めて勝手にモチベーションにしてました(笑)好敵手って書くだけあって、自分のスキルを上げたり良い結果を残すには欠かせない存在だったなぁ。あいつ元気でやってるかな??
。。すいません!思い出に浸りつつ、ライバルを知るための知識!
それでは行きましょう!!!
①収益柱の事業をチェックしよう!
基本的なことですが、会社を研究する際に
「その会社が何で収益を上げているのか、何の事業か」それをつかむ必要があります!その時にみて欲しいのが【連結事業】の欄です。
下図のオレンジ欄の左側ですね。(毎度すいません。この画像使えるので笑)
この連結事業でわかるのは、一つの会社でそれぞれ何の事業をしているのか、また各事業でどれくらいの売上比があるのかがわかります。
ざっとみた時に全構成がわかるので、売上高構成比と言います。
例.東レ
【連結事業】繊維41(7)、プラ・ケミ26(4)、情報通信13(10)、炭素繊維6(15)、環境・エンジ10(3)、ライフサイエンス3(10)、その他1(7)
と記載されています。上記ですと繊維の売上構成比は41%(利益全体の4割)とわかります。かっこ内の数字は事業ごとの売上高営業利益率(営業利益÷売上高)といいます。繊維は売上構成比41%で営業利益率が7%ということですね!
②過去との比較をして成長分野を確認!
同じくこの東レを見た場合
例.東レ
【連結事業】繊維41(7)、プラ・ケミ26(4)、情報通信13(10)、炭素繊維6(15)、環境・エンジ10(3)、ライフサイエンス3(10)、その他1(7)
東レは「繊維」のイメージだけど色んな事業やってるんだなぁ。
その中で繊維は41%を占めていますが企業全体でいうと半分以下です。意外ですね。プラケミと情報通信など非繊維事業の方が強いですね。
しかし、営業利益率に目を向けると、繊維は7%と比較的儲かっていますね。つまり売上規模を考えると東レの利益の柱は依然として「繊維」!!ということがわかるわけですね。
以前の記事でも紹介しましたが、四季報は3ヶ月おきに出版されます。その間に新規事業をする会社が非常に多く、東レももれなく当てはまります。
過去の四季報を調べてみると【連結事業】には炭素繊維の売上構成比が1割にも達していませんでしたが、現在東レは炭素繊維で世界首位のメーカーです。時系列で見てみると徐々にその利益率は4%、9%、15%と上がっています。
つまり、「東レは繊維の利益が柱ではあるが、炭素繊維が成長事業である」ということが過去から判断できるわけですね!
③ライバル会社との比較に便利!
今回お伝えしたい内容です!刮目せよ!(笑)
【連結事業】を利用して、ライバル会社と比較すれば、より理解を深めることができます!単に、個々の会社を知る以外の使い方ができるんです。
例えば、合成繊維大手の帝人、化学メーカー大手の旭化成と比べてみましょう。
帝人の【連結事業】は「高機能繊維・複合材料、電子材料・化成品、ヘルスケア、製品、他」に分類されます。
最も稼いでいるのは、医薬品や在宅医療機器のヘルスケア18(8)です。
旭化成の【連結事業】は「ケミカル、住宅、医薬・医療、繊維、エレク、建材、クリティカ、他」に分類されます。
ケミカル42(5)で最大の売上高ですが、利益の中核には住宅28(12)がいます。
【連結事業】で比較してみると、同じ繊維会社でも、繊維の東レ、ヘルスケアの帝人、住宅の旭化成!!とより各会社の強みを把握できます。
こういうこと知っておくと会社でのトークでとっても活かせそうですよね?
個人的には上記のことをサラッと話せると「かっこいいな」と思ったりします(笑)
④海外売上比率も表記!
【連結事業】を読んでいると、最後に【海外】と書かれた部分に数字があります。これは何でしょうか??
これはですね、海外での売上高を全体の売上高に占める比率を表しているんですよ。海外売上比率ともいいます。
見方としては「どの程度グローバル化が進んでいる会社」なのかがわかると覚えておくと良いと思います。
⑤まとめ
今日は、会社の収益が一体何なのかがわかる【連結事業】について解説しました!
・連結事業を見れば、会社の収益の柱がわかる!
・ライバル同業者でも、比較してみると強みが違うことがわかる!
・どれだけグローバル化しているかがわかる!
という内容でした。
いやぁ、同じ会社でも、会社が大きいと色んな事業をしていて、強みが変わってくるというのが面白ですね。
⑥おまけ
最近、Youtubeで「リベラルアーツ大学の両さん」がお金のことについてたくさん発信されていますね。僕も大好きでよく見てます。
その中で、お金を「守る」っていうのが重視されている回が好きでした。何かっていうとお金のことで騙されたりしないでくださいってことです。
お金を増やそうという考えになると、たっくさん詐欺師が湧いてきます(笑)色んなことを上手に行ってくる彼らですが、実は根っこのテクニックはほぼ同じであると言われています。
そんな詐欺師対策に役立つ書籍の紹介です。「影響力の武器」という本。
詐欺師が使う根っこのテクニックを6つに分類して教えてくれています。
せっかく貯めたお金を騙されて取られないようにぜひ読んで守ってあげてください!下記の記事でざっくり紹介しています!
お読み頂きありがとうございました!
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