動画の良い点は「言葉選びのセンス」を養えること。
こんにちは。イワケーンです。
「動画を視聴する上で良い点」ということを考えたこれまた哲学強めな記事です。笑
・本やテレビより動画の方が好きで見てしまう
・動画を見ることは悪いことだと思う
・動画の見方なんて考えたことなかった
という方には何か参考になるかもしれません。
目次はこちら!!
1.前談
僕は、子供の頃より映画を頻繁に見ていました。両親が出かける時も、家にいて映画を見ていても良いか訊ねて、好きな映画をずっと見ていることが好きでした。しかし、「映画好きです!」と豪語できる程の映画を知っているかと聞かれるとそうではありません。単に極わずかな好きな映画を何度も何度も見ているという感じでした。この頃からあまり、テレビは好きではなく、有名な番組もあんまり知りません。
「なぜ映画は好きで、テレビは好きではないのだろう?」と考え、出した結論は映画は製作者の世界観のエッセンスが強く、テレビは弱いからという答えでした。さらになぜエッセンスが強い方が好きなのかというと、その方がテーマが明確で考えさせられることが多く、「感動するなぁ」「あぁ、そういうことか。僕はこう思うけどな」と感じられることが楽しいからでした。
そんな僕は、現在の動画時代が自分にぴったりだなぁと嬉しく思います。動画の方が、個性や世界観のエッセンスが強いので非常に楽しいです。映画は2時間くらい見なければならないことが多いですが、短時間で見られることも魅力的です。なので1日に2時間くらいは動画を見ています(結局2時間...笑)
2.気づき
そんな僕が動画を見ていて気づいたことがあるのでシェアできれば良いと思います。結論から申し上げると、動画視聴の良いところはズバリ「言葉選びのセンス」を養えるという点です。これだけだと意味がわかりませんので説明します。
これまでの僕の人生、様々な方が影響を与えてくれました。両親とは別に大きな影響を与えてくれたのは2人いて「中学担任の国語の先生」「大学の研究室の先生」です。その間は本当に身近にいてくださったので様々なことを勉強させて頂きました。ただ、面白いのは卒業してから再度先生方の恩恵に預かれたことでした。
3.二人の共通点
それは、「話をする際の言葉の選び方」でした。お二方とも、何というか「秀逸」でした。ちょっと適当な言葉が見つかりませんが(笑)とにかく素晴らしく良かった。僕の所感ですが、「中学担任の国語の先生」は敬語を重んじる方で、子供である僕らに話す際も常々敬語でした。「大学の研究室の先生」は自身の考えを魅力的に伝え、他人の考えを最大限に引き出せる方でした。多くを語らずに、間を用いながら大事なことを話す、このお二人の影響が大きくて、自分の考え方が新たな枠組みへと更新された気がしました。
しかし就職して働き始めると、先生方とは離れることはもちろん、社会の洗礼として罵詈雑言を浴びせられることもしばしばありました。すると、それに対応するためか、自分も似たような言い回しや、言葉選びをするように変化していきました。またそれに比例するかのように、考え方も変化していきました。会社で生きていくためとは言え、それが自分にとってあまり良い変化ではないと気づいてはいました。少しずつ自分の頭が汚染されている様な感覚がありました。その時、初めて「会話の言葉選びは重要である」と痛感し、認識しました。
4.動画の見方
良い影響を与えてくれる人は「言葉選びのセンス」があるんだ、しかもそれは考え方にまで影響すると僕は理解しました。そう考えた時、好きでみていた動画を見る視点が大きく変わりました。動画は先ほど言った通り、個性や世界観が明確です。そこには特徴的な映像やヴィジュアルなどもありますが、言葉選びも同様に個性的です。ただ楽しむためだけではなく、自分を良い方向に変化させてくれる言葉選びのセンスが高いなぁと思う人の動画を見ようと思うようになりました。
そのため最近は、本を読んで、「この人動画を配信していないかな?」と検索することもしばしば。自分がこんな風に話せると良いなと感じる人がいれば、是非お試しいただければと思います。
5.注意
動画は確かに良い人の言葉を聞けば、良い影響を受けられますが、その反対もありえます。何かと宗教観が強かったり、人を洗脳する様に、正常な判断をできなくする話し方をしている人もいます。勉強には良いのですが、ハマってしまうとかなりの不味い。そこだけは十分に注意してください。
6.おまけ
「話す言葉は考え方を映している」という点をテーマにしている映画があります。
【ネタバレなし】「メッセージ」という映画です。見た目からなんとなく「宇宙系SF映画」ということはわかりますが、単なる宇宙映画ではありません。エイミー・アダムス演じる言語学者のルイーズが、宇宙人の話す言葉を理解しようとするという姿が描かれています。その中で、話す言語や話し方、言葉選びは、考え方に直結するというテーマが含まれています。最終的なクライマックスは「なるほど。ロマンがあるな。」と感じさせてくれる内容でしたのでお時間ある時にでもぜひ。自分で話す言葉の選び方を再認識させられる映画です。