「世界遺産を作る」という考え方
こんにちは。イワケーンです。
「モノの寿命」ということを考えた記事です。
・スクラップアンドビルドに嫌悪感がある
・どうすれば長い間愛されるものをつくれるのか分からない
という方には何か参考になるかもしれません。備忘録。
目次はこちら!!
1.「祝!投稿100記事目」
この記事で投稿100記事目です。大体2000〜3000字の記事を書いてきました。当初はネタをひねり出すのに苦労しました。しかし、最近ではこのブログの蓄積もあってか思索することが楽しく、どこにいても暇をしません(笑)おめでたいやつです。
2.「そうだ、世界遺産を作ろう」
そんな中、今日はかなり突拍子もない考え方を題材に記事を書くことにします。何かと言うと「世界遺産を作ろう」という考えです。ん?(笑)100記事書いてもおめでたい頭である事は変わらなさそう笑。なぜそんなことを考えたかと言うと、「これ最高だから、みんなで後世に残そうぜ!」という考え方が非常に良いと思ったからです。これでもまだ分かりづらい。。。実はある出来事がきっかけでした。
3.「止まらないスクラップアンドビルド」
就職して間も無く、仕事の近況報告を兼ねて同期と飲んでいた時です。電気科出身の友達と話していると「建築はいいよね。電気製品とかって製品開発のサイクルが早くて、すぐに型落ちになってしまう。その点建築はサイクルが遅いから、何というかやり甲斐がありそうだね。」と言われました。考えたことが無かったので、「まあ、確かにサイクルは遅いね。」と回答しました。しかし回答しておいて「実はそうでもない。」と思っていました。建築も大半はスクラップアンドビルドを繰り返します。
確かに建築物ができてから、長年経ち続けているものもあるけど、大半は100年以内、もっと早いものだと10年くらいで壊されたりもする。建物が悪くなったり運営が行き詰まったり、買収されたりと理由は様々です。
4.「持続可能な」ではなく「持続させたい」と人に思わせる
建築もそうだが、モノが出来るだけ長い間あり続けるにはどうしたらいいのでしょうか。昨今ではサスティナブル、持続可能をコンセプトにプロダクト開発は進んでいます。僕はここにも疑問があります。最近はこの言葉を使えば世の中に対して良いよねという風潮があって、乱用されがち。当初の真意は廃れつつある様に感じます。
「持続可能な」という言葉だけが先行して忘れがちでしたが、実際に必要なのは人々に「持続させたい」と思わせ続ける建物、ないしモノであることが重要であると思います。出来上がるまでの文脈も含めて「これは後世に残してその意思を伝えよう」と思ってもらえば、なんとかスクラップにならずにすむし、単純に次の世代のためにも「なぜ出来たのか」を伝えられますから時代を好転させるには良い動きなはずです。
5.「持続させたいと思わせる塊、すなわち世界遺産」
↓以前の記事(思い出は捨てない、が結論)