イワケーン日記

何かを巻き起こす良いハリケーンでいたい。建築・インテリアデザインの仕事がメインです。このブログに書いているのは正しい意見ではなく、「僕が感じたこと」の記録です。@iwakeen1017

キャッシュレス化を拒むのは僕のSF恐怖感

キャッシュレスにしてない人、何が理由ですか?
 
 
今回の記事は総じて、SF感が強くなってしまった。
キャッシュレスから感じた僕の意見です。
 
 
結構前から色んなところで取り上げられているキャッシュレス社会
日本の企業も推進させようと、クレジットカードを皮切りにSuica、iD、楽天Edyなどなど。
ビットコインを含む多数の仮想通貨もたくさん出てきて
 
本当に物理的な通貨なんて、いる?
 
そう思ってしまう時代になりました。
もちろん僕も。
 
 
けど、買い物に出かけてみたら自動化された決済機にも貨幣支払いの機能は付いたままだし、
もっというと、お店に人が立ってお金を受け取って、その人が自動支払い機に入れるなんて妙に非効率なことが起きている。
 
 
色々調べてみると、そういうことをしている日本は世界的にみて遅れているというか、実践することを少し拒んでいる姿勢に気づく。
中国のマクドナルドは完全にキャッシュレスで現金で支払えないお店もあるとか。
 
 
ネットの意見を見ていると「日本だけが遅れている」とか「なんで現金持ってるの?」など
先を行くシステムを受容していない人に対して罵倒するような意見があったり。
流行を早くキャッチする人にありがちな優越感なんかを垣間見ました。
 
 
という、一般的な情報と、一般的な見解。
 
 
 
それで、ここまで書いていうのも何やけど、僕は全然キャッシュレス化できてません(笑)
クレジットカード持ってるけど、海外に行くのに作れと言われたから作っただけ。
ICOCAも電車通学通勤のために作っただけ。(親に作れと言われたので)
いくつか作ってるけど、意識低すぎです。
 
 
正直、色々調べて、色々聞いているので「キャッシュレス化がとても便利で取り入れるべきもの」という
ことは認識できている。
 
けど、キャッシュレス化できていない。していない。
自分でも何でしてないの?って思ってしまった。
 
自分の中で起きている矛盾に気づくと無性になぜか知りたくなってしまう。
背中の痒い所に手が届かない!みたいな。自分を知ろうと考えてみました。
 
良いものと認識できているのに、取り入れてない。何かが自分にブレーキをかけている感覚がある
それは何なのか。
 
 
めんどくさいだけ。
 
 
冗談です(笑)それが理由の人もいると思うけど。
 
 
 
仕切り直して、それは何なのか。
結論から言うと
「SFチックな恐怖感」から拒んでいる、というものです。
 
 
もー、どう言うこと?(笑)
 
 
順を追っていきます。
 
まず、支払いの現金(紙幣・貨幣)がクレジットカードやSuicaなどに変わっていきました。
ここでの僕の認識は紙幣・貨幣からカードや携帯支払いになったということです。
 
つまり、物理的に紙とコイン(複数のもの)から、一枚のカードや一つの携帯(単一のもの)に変わった。
一気に持ち物が減りました。多分、便利になったというのは持ち物がなくなるということですよね。
 
そこから、電子マネーチャージをするのに自分の口座から行えたり、デビットカードなど支払いと同時に口座から引き落としという機能もセットで追加されました。
 
 
別に銀行に口座を作っていても、いちいち行く必要がなくなったわけです。
 
 
そこにビットコイン(仮想通貨)で海外でも関係なく格安で個人送金できるようになりました。
どんどん、「物を持つ必要性」「金融機関に行く必要性」がなくなってきたわけです。
 
 
ここで僕が見た究極形はAmazon GO」
ご存知の方もいると思います。
簡単にいうと「お店なのに、人がいなけりゃレジもない。支払いは顔認証で決済完了」
詳しくは別のサイトでお調べいただくとして。
 
つまり「持ち物ゼロ、金融機関に行く必要ゼロ」ということです。
 
 
きっと、社会が求めているキャッシュレス化の最終形態 or 最新形です。ここを求めているわけです。
人件費かからないし、お客さんも面倒な手間がいらない。おー、便利やん。
 
 
と、思ったのは束の間。ここで恐怖感を感じてしまいました。
 
 
ここまで実現しているなら近い将来、お金が完全にいらない。
顔だけで支払いが終わるのが当たり前になると思います。
 
 
ということは
顔を認識するだけで、その人がどれくらい経済的資産を持っているのか、ということが解る時代がくる。
 
これってすごい怖いことだと思う。
お金と人の間に「紙幣・貨幣」という物理的なクッションがなくなっちゃう。そしたら稼いだ数値(給料)
がそのまま、その人間の「価値」みたいにならないか。
 
 
もちろん、今でも金融機関に行けばローンを組むときに、銀行から「この人はどれだけの資産があるのか、どれだけの信用があるのか」
ということは審議にかけられるので金融機関視点の「価値」みたいなものは存在しているとは思うけど。
 
 
ただ、金融機関に行く必要も無くなるし、お金も持っていないんであれば、一般の人は「あの人はどれくらいの経済的資産があるのか」を身近に感じて、考え出すと思う。
 
 
もし、国が管理すべき「経済的資産スカウターみたいものができてしまって、それが漏洩したら、やばいよね(笑)
合コンとかに女性がそのスカウターかけて行ったら、とりあえず外す男性は感知できそう。笑えない。。

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と、この辺にしときます。便利になるのはいいんだけど
「変わるのは便利な部分だけではないのではないか」という部分で僕は深層心理に恐怖感を抱き、拒んでいる。
ということがわかりました。
 
大きなことが起きる時って、連鎖反応で思ってもなかった問題が出てくるなんて世の常だし。
歴史を見ると、便利なものができる時って必ず争いが起きてるし、なんか、気をつけよう。
 
 
「経済的資産スカウター」って(笑)めっちゃSFやん。映画作れそうやな。
 
 
ちなみに後付けですが、マクドナルドの件で、中国の方からいうとキャッシュレスは偽造紙幣支払い防止が目的だそうです。
結構、偽造紙幣で払う人が多いんだって。だから日本は信頼のある紙幣・貨幣だよって言ってたよ。
別に遅れているだけじゃないのね。
 
 
ハリケーンのごとく何かを巻き起こしたい!
イワケーンでした!