何がやりたいか分からない人へ。
こんにちは。イワケーンです。
「情熱の向け方」ということを考えた記事です。
・やりたいことがわからない
・将来が不安である
・自分に自信がない
という方には何か参考になるかもしれません。ある人へのメッセージ。
目次はこちら!!
1.「自分は弱い人間と認めろ」
何をしたらいいのかわからない、全然わからない。これではダメだということはわかっているんだけど。自信もないし、これだけは貫きたいという情熱もない。生活的には、まぁ程々なものは持っているし。だらしがなく、私はダメ人間、不安で、迷って、自信がなく、何をしたらいいのかわからないあなたに提案する。
自分はそういう人間だ。ダメなんだ、と平気で、ストレートに認めること。そんな気の弱いことでどうする!とクヨクヨしても、気は強くならない。だから、むしろ自分は気が弱いんだと思って、強くなろうとジタバタしない方がいい。諦めるんではなく、気が弱いんだと思ってしまうんだ。そうすれば何かしら自分なりに積極的になれるものが出てくるかもしれない。つまらないものでも、自分が情熱を賭けて打ち込めば、それが生き甲斐だ。
他人から見ればとるに足らないようなバカバカしいものでも、自分だけシコシコと無条件にやりたくなるもの、情熱を傾けるものが見いだせれば、きっと眼が輝いてくる。
これは自己発見だ。生きていて良かったと思うはずだ。何か、これだ!と思ったら、まず、他人の目を気にしないことだ。また、他人の目ばかりではなく、自分の目を気にしないでありのままにやればいい。
2.「何をすればいいか分からない。それが普通」
何をすればいいのかわからない、というかもしれない。だが、それがごく普通のことなのだ。誰もが何かをしなきゃいけないと思っている。しかし、それが何なのか考えてみてもてんでわかりはしない。多くの人がそうだ。隣の人が先に行ってしまい、焦ることもあるだろう。
では、どうしたら良いか。人に相談したってしょうがない。答えなんて出ない。まず、何でもいいからちょっとでも情熱を感じたら、惹かれそうになったものがあったら、無条件にやってみる。今週の休みにやろうとか、今やっていることが終わったらやろうとか条件をつけないこと、無条件とはそういう意味だ。
何かすごい決定的なことをしようなんて思わないこと。力まずに、ちっぽけなことでもいいから、心の向くままにまっすぐにやってみる。3日坊主でも構わない。とりあえずやってみる。
何を試みてみても、現実ではおそらく、うまく行かないことの方が多いだろう。でも、失敗をしたら面白いと、逆に思って、平気でやってみればいい。とにかく無条件に生きるということを前提にして、生きてみよう。
3.「成功とは何なのか」
それが夢になって、賭けてみようと思えば儲け物だ。ただ、夢に賭けても成功しないかもしれない。ああ、あの時、両親のいうことを聞いておけば良かったと悔やむ時があるかもしれない。でも失敗したっていいじゃないか。不成功を恐れてはいけない。人間の大部分の人々が、成功しないのが普通なんだ。99%以上が成功しないだろう。
しかし、挑戦した上での不成功者と、挑戦を避けたままの不成功者とでは全く、天と地の隔たりがある。挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままで降りてしまった奴には新しい人生などはない。ただただ成り行きに任せて虚しい生涯を送るに違いないだろう。
それに、人間にとって、成功とは一体なんだろう。結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。夢がたとえ成就しなかったとしても、精一杯、挑戦した。それで爽やかだ。
岡本太郎著「自分の中に毒を持て」より