イワケーン日記

何かを巻き起こす良いハリケーンでいたい。建築・インテリアデザインの仕事がメインです。このブログに書いているのは正しい意見ではなく、「僕が感じたこと」の記録です。@iwakeen1017

【保存版】読書はいけないこと。間違った読書について。

こんにちは。イワケーンです。

「本をどう読むべきか」ということを考えた哲学強めな記事です。笑

・本を読みたいが何を読めばいいか分からない

・本を読んでみたが、どう読めばいいか分からない

・多読って良いのか悪いのか分からない

という方には何か一助になるかもしれません。

先日、「必読書99冊の教養書!!」というタイトルで、読書を促す記事を書きました。

iwakeen.hatenablog.com

 子供の頃は、本なんて5分も読んでいたら眠くなってしまい、漫画ばっかり読んでいました。個人的には絵とセリフが入っている方が感情移入しやすく、自分で考えている世界観より、知らない方が考えた世界観を除く方が面白い。と感じていたからであると思います。

大人になってから、本を読むことが多くなってきました。本たくさん読んでるってインテリっぽくてカッコいいという思いっきり下世話な理由です(笑)

小説、ビジネス書、図鑑、絵本、教養書などなど。興味のある物を手にとって読み漁るようになりました。その中で気がついたことをまとめてみました。

 

 目次はこちら!!

 

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①読書は、他人の考えを自分の頭にハンコで押し付けること

当初は、自分の新しい知識になればと考えて、知識をかき集めるように読んでいました。しかし、次第に違和感が生まれました。妻や家族、友人に本の内容を話した際に「ふーん」というリアクションが多かったのです。聞いてみると、「話している時、普段のあなたじゃないみたい」と妻には言われました。「えっ!?」と驚いてしまったんですが、「周りの人が自分のことを冷静に見られるし正しいのだろうな。」と思いました。

 

本を読むと、著者の作品の思想や考えが、自分の頭にハンコの様に押される感覚がありました。初めは気がつかなかったんですが、気づいてからは、なんだか気持ちが悪くなりました(笑)自分の頭で考えなかったからです。「読書すること」と「自分の頭で考えること」は根本的に違っていて、それをごっちゃにしてはいけないと気がつきました。

 

漫画は、絵とセリフが完全にアウトプットされているから、自分の頭で考えなくても切りはなせるから楽しめたみたいです。しかし、読書は活字だけで自身の頭で考える余地があります。漫画を読む感覚で、読書をしたらとんでもなく気持ちが悪くなってしまった。 もし、自分の頭で考える力を身に付けたいという人がいたら、読書は気をつけた方がいいと思います。ちょっとわかりにくかったかも知れませんが、マスコミからの情報に例えると簡単です。

 

同じ新聞社の考えばかり見ている、同じコメンテーターの言葉ばかりを聴いているなど、いつの間にか他人の考えが自分の頭にプリントされていませんか?読書もそれと同じことです。読書注意!!

 

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②多読は、思考力や精神から弾力性をなくす行為である

ハンコを押す様な行為であると分かったところで、多読は大いに気をつけた方がいいことであるとわかります。人の思想や考えをやたらと掻き集めまくる!そういった状況に陥っていないか確認しましょう。あとで付け足しますが、多読自体が悪い訳ではありません。単に、何も考えずに読書にふけると、相手の思想ばかりがインプットされてしまい、自分の思考力や精神から弾力性をなくす危険性があるということです。

 

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③正しい本との付き合い方は「自説を補う手段」くらいにする

感覚としては、読書を「やりたいことがあった時に情報をくれる使いっパシリ」位で良いのではないかと考えています。基本は、普段から自分で物事を考えてみるということが前提です。その考えが行き届かなくなったり、枯渇してしまった時に初めて読書して情報を補うという感じ。順序でいうと

1.自分で問いを立てる 

2.自分で答えを出す  

3.自分の頭だけでは良い答えか不明

4.自説を補う手段として読書する

 こんな流れです。この流れで本を読む様になってからは、かなり楽しいです(笑)「なるほど、自分の考えは○○だが、こんな表現や方法があったのか」と自身の考えが強化されたりします。すると、さらにやりたい事が明確化して前に進めたりします。

 

 

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④読書は、「行動+読書」のセットでやるべき

読書は、補助的な役割ということを理解できれば、重要なのは「行動」にあるということが浮き出てきます。「これがしたい!」だから行動する。その行動を強化するために補助的に本を読む。結果、本の内容も自分の頭の中で咀嚼されて、使える力に変わる。という感じ。行動している人って実は読書家であるということが分かると思います。

 

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⑤読書の後に、思想を持つことが大切で、それをメモること

「行動せよ!」って言ってもなあ、なんかそんな意識高くできないよ。とよく考えます。けど、これも結構簡単に解決できます。「自分の感情」を少し深掘りすればいいだけです。単に、嬉しいとか悲しいとか、ふわっとした抽象的な感覚を感じた時に、ちょっとだけ「なんで今、そんな風に感じたのだろうか」と考えてみるといいです。

 

そうすると「自分はこういう人間なのかも知れない」と自分の中で「思想」が生まれてきます。それに従っちゃいましょう。ただ、感情というのは忘れやすいことも確かなので、日記だったり、メモだったり、僕みたいにブログに書き留めておくことがいいのかも知れません。文書にアウトプットしておきましょう。

 

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⑥読書の注意は、悪書を読まないこと。

一番、読書をしていて思ったことが「世の中に悪書が多すぎる」ということです。流行だけを追っていたり、売上だけを気にしていたり、著者のインカムしか気にしていない様な本が多過ぎます。全く読む必要のない書籍は労力と時間を無駄に費やしてしまう。

全否定したい訳ではないのですが、要は悪書のスタンプラリーを頭に押し続けるのは最悪で、自分を見失い、業界の金ズルになっちゃいますよ、という話です。

 

⑦読書の多読は、良書であればOK

「じゃあ、本は読まなくても良いのか!?」

「というか以前の記事で読書を促している記事あるじゃないか!?」

と感じた方がいらっしゃるかも知れません。

 

そんなことありません。読書はやはり素敵なこと。読むべきは「良書」なのです。ここでいう良書とは、あらゆる時代、あらゆる民族が生んだ天才が書いた本であり、真に自分に良い影響を与えるものです(いや、どんな本やねんとツッコミもらいそう)。これであれば、多読しても良いと思います。というより、良書であれば何度も読むほうがいい。一方向の狭い解釈よりも、本の内容を分かった上で色んな角度で読んだ方が得られる知見が多いからです。

 

人生短い時間の間で、悪書に費やしている必要はありません。良書であれば、じっくりゆっくり読めばいいので、今年はこれ一冊と決めて読むのもいいでしょう。

 

⑧まとめ

1.読書は、他人の思想や考えを自分の頭にスタンプで押し付ける様な行為であるため、注意が必要である。

2.読む際は、自分発信の感情や行動を基本として、自説の補助的な役割として読書をすると、自分の考える力が身につきやすい。

3.読書は、悪書を読まないことに尽きる。これまでの注意は、悪書を読んだ場合に陥りやすく、良書であれば多読、復読は非常に良い。

4.良書とは、あらゆる時代、民族の天才たちが書き記して、時代を経て残った書籍である。

 

まあ、そんな感じです(笑)

これらを踏まえて、良書と感じたのが、下記で紹介してる本ということですね(笑)

iwakeen.hatenablog.com

 一応、この読書の危険性についての記事も自分の気づきや違和感をもとにして導いた一つの答えです。この自分の答えにたどり着くまでには下記の本を補助的に利用しました。 

「読書について」ショウペンハウエル

https://amzn.to/3d3HW1P

 

ハウエルさん、ありがとう。それでは。